
夏に取り入れたいファッションアイテムといえば、期間限定でしか楽しむことのできない浴衣が代表的です。浴衣にはさまざまなカラーのものが売られていますが、人気のカラーの一つに赤があります。
レトロな雰囲気が楽しめる赤の浴衣は、かわいいに敏感な若い女性に人気です。この記事では、赤色の浴衣について周囲に与える印象や向いている人、そして選び方のコツまで詳しく解説します。
女性らしさを際立たせる赤
赤という色は太陽や炎などを連想させることから、活発でエネルギッシュな印象を見る人に与えます。この赤をファッションに取り入れると、鮮やかかつ華やかな女性らしさを簡単に演出することが可能です。
また一口に赤といっても、濁りのないパキッと鮮明な赤から、ピンクがかった柔らかい赤、紫がかった神秘的な雰囲気を持つ赤など、そのバリエーションはさまざまです。これらの赤はそれぞれに違った印象を周囲に与えます。
たとえば、少しくすみがかった赤の浴衣はレトロな雰囲気を演出してくれますし、オレンジがかった赤の浴衣なら、元気で活発な印象を相手に与えることができます。使用する赤の種類によってさまざまなイメージを楽しむことができるのが、赤色の浴衣の大きな魅力です。
ロマンティックレッド効果で男性ウケ
また赤には「ロマンティックレッド効果」といわれるものがあります。
これは「赤色の服を着た女性は男性にとってより魅力的に見える」ということを意味する言葉で、2008年に権威ある心理学雑誌に発表された研究で明らかにされています。
この研究から、女性がデートで着る時のファッションには赤がおすすめといわれているのです。
つまり赤色をファッションに取り入れることで、女性本来の魅了を引き立てることができるだけでなく、他の色にはない視覚効果の恩恵を受けることもできるのです。
赤が向いている人
他の色よりもパワフルな印象がある赤は人目を引きやすい色の一つなので、浴衣で周囲に差をつけたいと考えている人におすすめの色です。赤色でレトロなデザインが施されている浴衣を選べば、さらに周囲に差をつけることもできます。
また先程紹介した通り、赤は着ている女性の魅力を引き立ててくれる色なので、浴衣を着ることで女性らしさを演出したいとか、ガーリーな浴衣を楽しみたいと考えている人にもおすすめです。
赤が向いていない人
反対に、もし赤色の浴衣が向いていない人がいるとすれば、それは体型にコンプレックスがある人でしょう。
なぜなら赤は膨張色なので、この色が全面に使用されている浴衣を着ると、実際の体型よりも太って見えてしまう可能性があるからです。
でも体型が気になっている人でも、赤い浴衣を楽しむ方法はあります。それはより着痩せ効果の高い赤色やデザインのものを選ぶことです。
明るめの赤よりも暗めでシックな赤を選べば、着太りを心配する必要はありませんし、ストライプ柄や大きすぎない花柄などがデザインされている浴衣も、着痩せ効果が高いといわれています。
赤でどんな自分を演出したい?
赤の浴衣を購入する時は、あなたがその浴衣でどんな自分を演出したいかを決めることから始めましょう。
前述した通り赤にもいろいろな種類の赤が存在し、それらが周囲に与えるイメージもいろいろあります。ですから、自分が周囲にどう見られたいのかをはっきりさせないことには、どんな赤色の浴衣を選んだらいいのか決めることができないのです。
なんとなくかわいいからとか、憧れのモデルさんが着ていたからなどという理由で赤の浴衣に手を出してしまうと、いざ袖を通した時に「イメージと違う」とか「自分のキャラクターに合わない」といったような残念な結果に終わってしまうこともあります。
このような事態を防ぐためにも、浴衣はそれを着ることで手に入れたいイメージを明確にしてから購入するのがおすすめなのです。
パーソナルカラーに合った赤選び
また赤色のファッションアイテムを選ぶ上で、もう一つ大切なことがあります。それはその赤が本当にあなたに似合う赤なのかということです。
パーソナルカラーというものを聞いたことがある人も多いかもしれませんが、このパーソナルカラーに合った赤を選ぶことでそうでない赤を選ぶよりも、顔色が明るく見えたり実際よりも着痩せして見えたりと、女性にとってうれしい効果がたくさんあるのです。
パーソナルカラーは、専門の資格を持つ人にそれなりの時間をかけて診断してもらうのが一般的です。
もしこれを読んでいるあなたが、ファッションと色の関係に人一倍の興味があり、自分に似合う色にはどんなものがあるのか本格的に知りたいと考えている人なら、すぐにでもこのパーソナルカラーを診断してくれるサロンに行くことをおすすめします。
でも、もしあなたがそこまでの情熱はないけれど、自分に似合う赤が知りたいと考えているなら、あなたの肌や瞳の色をよく観察してみると良いでしょう。
たとえば、瞳がはっきりと黒く肌が黄みの少ないピンク系の人には、よどみのない鮮やかな赤色がお似合いです。またブラウンがかった瞳をしていて、黄みが感じられる透明感のある肌をしている人には、コーラルピンクを感じさせるような優しい赤が似合うといわれています。
このように肌や瞳の色に合うかどうかを基準に赤を選ぶことが、自身の魅力を最大限にいかしてくれる赤を見つけることに繋がるのです。